6/25 の実験公開前にコンセプト的な部分は一通り書いておかなくては…と思いつつも、まだこの日記見てる人ほとんどいないし…と凹みと怠けの狭間に転がり落ちていく自分がいます。

 今日はちょっと頑張って書いてみます。
 最初の日記に書いたコンセプトの中の

コード進行の合い具合を調べて、「この曲にはこの曲のここも合うよ〜」的なリコメンをしてくれる

 という部分の解説です。

 リミックスやマッシュアップを作る場合、ある楽曲の部分にマッチする別の楽曲の部分はどこぞや? と悩みませんか? といっても僕は DJ とかリミックスとかをいままでやったことがない人間なので確信は持てませんが、でも、よっぽど音感を持っていないと大変なはずですよね。

というわけで、用意しました「Click to Recommend」枠。

マッシュアップラインの上段に置くと、その下の段に「Click to Recommend」枠が出てきます。

 で、ここをクリックすると、

 他の楽曲で合いそうな部分を検索してきてくれます。
 仕組みとしては単純で、あらかじめ付与されているタイムラインメタデータのコード進行情報を比較しているだけです。ただ、テキストの検索などと違い、音楽ならではの仕組みが入っています。
 完全に同じコード進行でなくても、例えば転調すると同じになるとか、代理コードを使って I の和音と IIIm の和音を似たコードとして捕らえるなどの工夫がされています。
 これによって、意外な組み合わせが発見できたり、実際に合成したときにどちらの曲にもなかった響きが生まれたりします。

 経験的なことなのですが、しばらく自分でこの機能を使って感じたのは、この部分推薦機能で合う楽曲が見つかると、その楽曲同士のその他の部分もけっこう合うことが多いということ。必ずではないですが、最初の一発だけ推薦を使ってあとはその曲同士で適当に組み合わせる…という作業でけっこう合っちゃうことが多いです。

 普段デモで使用しているマッシュアップ例はだいたいそうやって作っていて、15分程度で雛形を作ってしまって、もう15分とか30分とかを細かい部分の推敲に使っています。こっちのブロックのほうがかっこいいかな? とか。
 それくらいの労力でそれなりのものができてしまいます。