簡易ボーカルキャンセルとバンドパスフィルタ

リミックス/マッシュアップの幅を広げる機能として、簡易的ですがボーカルキャンセルとバンドパスフィルタを搭載しました。
 二つの曲を混ぜるときに、ボーカル同士がぶつかったり低音同士が邪魔しあったり、、、ということがよくあります。そんなときには、この機能を使うことでより綺麗にまぜることが可能となります。
ただし、ボーカルキャンセルは簡易的なものなのでどんな曲でも綺麗に消えるわけではないのと、消した後の音はモノラルになってしまいます。モノラルになってももう一方の曲と混ぜて聴くことで全体がモノラルにはならないためやってみるとそれほど違和感がなかったりします。


 ブロックの上で右クリックすると出てくるポップアップメニューに[簡易エフェクト]メニューが追加されています。このメニューはさらにサブメニューになっていて、一番上の項目がボーカルキャンセルの on/off, それより下の項目がバンドパスフィルターの簡単設定になっています。
特によく使うのが「低音カット」じゃないかと思います。
このメニューから選ぶとバンドパスフィルタの設定があらかじめ決められた周波数(カットオフ周波数)に設定されます。
細かく自分で調整したい場合には、[プロパティ...]を選んでプロパティダイアログを表示して設定を変更します。


プロパティダイアログの右上の方にバンドパスフィルタの on/off とカットオフ周波数を設定する項目があります。ここの設定をいじることで、特定の範囲の周波数以外をカットすることができます。例えば Low = 10Hz, High = 220 あたりにすると低音だけが出てそれ以上がカットされます。
※残す周波数区間を設定するため低音と高音を残す(つまり真中だけ抜く)ことはできません

ブロックの表示アイコンについて

今回からブロックの左上にボーカルキャンセル、バンドパス、ミュート、フェード状態を表すアイコンを表示するようにしました。


ボーカルキャンセルがかかっているブロックにはマイクをイメージした小さなアイコンがグレー(disable な感じ)で表示されます。


バンドパスフィルタがかかっているブロックには範囲を区切るイメージの小さなアイコンが表示されます。


ミュートがかかっているブロックにはスピーカーをイメージした小さなアイコンがグレー(disable な感じ)で表示されます。


フェードインがかかっているブロックには、フェードインを表す小さなアイコンが表示されます。


フェードアウトがかかっているブロックには、フェードアウトを表す小さなアイコンが表示されます。

サンプル


ボーカルキャンセル機能と低音カット機能を使って仕上げたリミックス例です。
レシピを Music Mashroom にアップしました。

B'z の「煌めく人」のボーカルを消して、さらに低音をカットしてギターリフだけを取り出して Janet Jackson の「2 Nite」に重ねました。ロック調の 2 Nite です。

レシピ - 煌めく 2 Night

著作権の問題があるため MMG / Music Mashroom ではレシピ方式という新しい方式を使用しています。上記の2曲の原曲を持っているとリミックスを再現することができます。
詳しくはMusic Mashroom のコンセプトをご覧ください。